共通して「きゅうゆう」と発音される「旧友」と「級友」という言葉。
どちらの言葉も発音が同じであるため、どうやって使い分ければいいのか悩む方がいるかもしれません。
そこで当記事では、「旧友」と「級友」の意味や使い分けの例文、言葉の違いについて解説します。
目次
「旧友」の意味と使い分け
「旧友」という言葉の意味
「旧友」は長い間の友人、つまり以前からの友人を指します。
「旧」という字は、「古い」または「以前の」という意味を持ちます。
そのため、時間を超えて続いている親しい関係を意味し、長い間会っていなかった人と再会する際に使われることがあります。
「旧友」の使い分けの例文
- 例1:以前にネットで知り合った旧友と偶然街で再会した。
- 例2:彼は10年ぶりに旧友に連絡を取り、週末に会う約束をした。
- 例3:彼女は、旧友から結婚式の招待状を受け取った。
「級友」の意味と使い分け
「級友」という言葉の意味
一方、「級友」という言葉は、学校などで同じ学年やクラスにいた友人を指します。
ここでの「級」は学年やクラスを意味し、同じ学年やクラスに所属していた人々の間の友情を指すために用いられます。
「同級生」とほぼ同じ意味で使われることが多く、特に学生時代のクラスメートを指すことが一般的です。
「級友」の使い分けの例文
- 例1:私たちは小学校の級友で、長い間連絡を取り合っています。
- 例2:高校の級友が地元に戻ってきた。
- 例3:昨日、中学校の級友と偶然同じ電車に乗り合わせた。
「旧友」と「級友」の相違点
「旧友」と「級友」は、どちらも同じ発音ですが、使われる文脈や意味に違いがあります。
違いを簡単にまとめると、下記の通りです。
「旧友」
- 時間を経た関係を基準にしている
- 古くからの友情を指す
- 時を超えた継続的な友情のニュアンスがある
「級友」
- 特定の場所(学校など)での共有経験に基づいている
- 関係が始まった特定の時期(学生時代など)を指す
- 過去の時点で限定されることが多く、現在も続いているかは含まれない
ちなみに、学生時代から長く友人関係でいる場合は、「旧友」と「級友」、どちらを使用しても大丈夫です。
「旧友」と「級友」、どちらも「友人」を表現した言葉です。
ただし、上記のように比較してみると、微妙に意味が違っているため、気を付けて使用した方がいいかもしれません。