「度胸」と「勇気」という2つの言葉。
どちらも挑戦や困難に立ち向かう際に使われる言葉のため、使い分けで悩む方もいるかもしれません。
そこで当記事では、「度胸」と「勇気」の意味や使い分けの例文、言葉の違いについて解説します。
目次
「度胸」の意味と使い分けの例
「度胸」という言葉の意味
「度胸」は、特に緊張や恐怖を感じるような状況においても動じない、強い心を持つことを指します。
この言葉には、冷静さや自信、そして何よりも恐怖に立ち向かうことができる精神的な強さが含まれています。
「度胸」の使い分けの例文
- 例文1:その会議で上司に意見するなんて、彼女は本当に度胸がある。
- 例文2:あの大きな犬に近づいていくなんて、さすが度胸が違う。
- 例文3:高い所が苦手だが、私はスカイダイビングに挑戦する度胸を見せた。
「勇気」の意味と使い分けの例
「勇気」という言葉の意味
「勇気」は、内面的な恐怖や不安を感じながらも、それを乗り越えて正しいと信じる行動を取る精神的な強さを指します。
この言葉は、道徳的な判断や倫理的な決断を伴うことが多く、正しいことを行う際に使われることが多いです。
また、自己の限界に挑んだり、何かを克服して挑戦しようとする際にも使われることもあります。
「勇気」の使い分けの例文
- 例文1:不正を告発するためには大きな勇気が必要だった。
- 例文2:彼は勇気を出して、洪水の中で孤立した犬を救助した。
- 例文3:彼は勇気を出して彼女に告白した。
「度胸」と「勇気」の相違点
「度胸」と「勇気」は、どちらも同じような意味に思われがちですが、使われる文脈や意味に違いがあります。
簡単にまとめると、次の通りです。
「度胸」
- 自己の能力と自信に基づく行動を指すこと
- 自己の信念や能力に対する信頼から来るもので、個人の自信や冷静さを強調している
「勇気」
- 道徳的または倫理的な決断に関連し、何が正しいかを行うために恐怖を乗り越えること
- 自身の限界への挑戦や他者への配慮から来るもので、主に正義の感覚が動機となることが多い
このように、どちらも似た言葉ですが、シチュエーションによって使い分けることが大切です。