「壮絶」と「凄絶」という二つの言葉。
どちらも同じような意味に聞こえるため、使い方で悩む方も多いかもしれません。
そこで本記事では、「壮絶」と「凄絶」の意味や使い分けの例文、言葉の違いについて解説します。
目次
「壮絶」の意味と使い分けの例文
「壮絶」という言葉の意味
「壮絶」は、大きな規模や感動を伴う激しい状況を表します。
この言葉には、壮大さと激しさが合わさったイメージがあります。
人が困難に立ち向かう姿や、自然の圧倒的な美しさを形容する時に使うことがあります。
「壮絶」の使い分けの例文
- 例文1:彼は壮絶な努力の末、夢の大学に合格した。
- 例文2:彼女の壮絶な人生物語には、誰もが感動した。
- 例文3:運動会での彼の壮絶な走りは観客を魅了した。
「凄絶」の意味と使い分けの例文
「凄絶」という言葉の意味
「凄絶」は、もっと厳しい、時には耐え難い状況を指す言葉です。
この言葉は、特に苦痛や悲しみが強調される文脈でよく使われます。
「凄絶」の使い分けの例文
- 例文1:彼女は凄絶な競争を勝ち抜いて、トップに立った。
- 例文2:彼の凄絶なトレーニングスケジュールは、他の誰も真似できない。
- 例文3:凄絶な現実に直面して、多くの人が涙を流した。
「壮絶」と「凄絶」の相違点
「壮絶」と「凄絶」の違いをまとめると、次の通りです。
「壮絶」
- ドラマチックながらもポジティブな感じのシチュエーションに使うことが多い
- 感動や壮大さが含まれることがある
「凄絶」
- 少しネガティブな状況、苦しいとか悲しい場面で使われることが多い
- 辛さや苦しさが前面に出ることが多い
このように、どちらの言葉も似ていますが、使われる場面は全く違います。
なので、前後の文脈で選び分けた方がいいかもしれません。