ケーキやクッキーに使われる「アイシングペン」と「チョコペン」。
どちらもお菓子のデコレーションに使用されますが、何が違うのか分からない方も多いかもしれません。
当記事では、「アイシングペン」と「チョコペン」のそれぞれの特徴と相違点を説明します。
目次
「アイシングペン」の特徴
アイシングペンは、主に砂糖、水、レモン汁、卵白などで作られるアイシングを絞り出すためのペン型の道具です。
アイシングは色をつけることができ、固まる性質があるため、
- 文字を書く
- 細かいデザインを描く
などに適しています。
また、アイシングペンは、先端のノズルのサイズを変えることで、線の太さを調節できるモデルもあります。
「チョコペン」の特徴
チョコペンは、溶かしたチョコレートを絞り出すために使用されるペン型の道具です。
チョコペンに使用されるチョコレートは、溶けた状態でペンに入れ、冷やすと固まる特性を活用してデザインを作ります。
直線的なデザインや抽象的な模様を描くのに適しています。
「アイシングペン」と「チョコペン」の相違点
「アイシングペン」と「チョコペン」の違いを簡単にまとめると、次の通りです。
| 特徴 | アイシングペン | チョコペン |
|---|---|---|
| 材料 | 砂糖、水、レモン汁、卵白 | チョコレート |
| 硬化特性 | 空気に触れると硬化 | 冷却により硬化 |
| デザインの特徴 | 細かい線や複雑なパターンに適している | 直線やシンプルな形状に適している |
二つの大きな違いは、「材料」と「固まるタイミング」です。
「アイシングペン」の場合、空気に触れると自然乾燥により固まります。
ただ、固まる速度は、数時間から一晩と、完全に乾くまでに時間がかかるのです。
一方、「チョコペン」の場合は、空気中の温度が低いと固まります。
そのため、環境によっては、30分～1時間程度で固まる可能性があります。
ちなみに、
- 室内が高温
- 直射日光がある
などの条件だと、チョコレートが固まるのに時間がかかり、場合によっては固まらないこともあるかもしれません。
まとめ
今回は、「アイシングペン」と「チョコペン」のそれぞれの特徴と相違点をご紹介しました。
二つともお菓子のデコレーションで使うものですが、主に「固まるタイミング」が違います。
そのため、
- 焦らずにゆっくりとデザインしたいなら「アイシングペン」
- 素早くデザインしたいなら「チョコペン」
といった使い分けを検討してみてください。