「ヴァンパイア」と「ヴァンピール」という二つの用語。
どちらも吸血鬼のことを指すため、使い分けで悩む方も多いかもしれません。
そこで当記事では、「ヴァンパイア」と「ヴァンピール」のそれぞれの意味、言葉の違いを説明します。
目次
「ヴァンパイア」の意味
「ヴァンパイア」という言葉は、英語の”vampire”から来ており、一般的に西洋の吸血鬼のイメージと結びついています。
このイメージは、18世紀のヨーロッパに由来し、特にブラム・ストーカーの有名な小説『ドラキュラ』で広く知られるようになりました。
この言葉は、映画、テレビドラマ、本など多くのメディアで使われており、
- 恐ろしさ
- ロマンティックな雰囲気を持つキャラクター
などを表現するのによく使用されています。
英語の文化圏で広く使われているため、日本でもポピュラーな表現として受け入れられています。
「ヴァンピール」の意味
一方、「ヴァンピール」という言葉は、フランス語の”vampire”から来ています。
この用語は、日本ではやや古風な響きがあり、「文学」や「芸術」の分野で特に使われることが多いです。
ただ、日本語における「ヴァンピール」の使用例は少なく、古典的な作品やアート作品で見る程度かもしれません。
フランス語由来なので、ちょっとおしゃれで外国の雰囲気を感じさせることがあります。
「ヴァンパイア」と「ヴァンピール」の相違点
「ヴァンパイア」と「ヴァンピール」の違いをまとめると、次の通りです。
「ヴァンパイア」
- 英語圏、特にアメリカやイギリスの文化からの影響が強い言葉
- 多様なストーリーで活躍するキャラクターとして描かれることが多い
「ヴァンピール」
- フランス語の影響を強く受け、ヨーロッパ大陸の芸術的な感覚が色濃い
- 古典的で文学的な作品に登場することが多い
つまり、吸血鬼という意味では「ヴァンパイア」と「ヴァンピール」、どちらも同じです。
ただ、
- 英語圏からのイメージ
- ヨーロッパ大陸でのイメージ
などは、文化的な背景も関わってくるため、多少違いがあるかもしれません。
なので、日本人の私達がフランス人の方に対して、
「ヴァンパイア(ヴァンピール)ってこういう感じの特徴があるよね?」
と説明しても、
「え?なにそれ、全然違うけど?」
と言われる可能性があるということです。