ギリシャ神話に出てくる伝説の生物、「ケンタウロス」と「ミノタウロス」。
どちらも名称が似ていますが、どのような違いがあるのか。
当記事では、「ケンタウロス」と「ミノタウロス」のそれぞれの特徴と違いについて解説します。
目次
「ケンタウロス」の特徴
ケンタウロスは、人間の上半身と馬の下半身を持つ姿をしています。
この生物は、神話において自然や野生の象徴とされ、山や森に住むとされています。
ケンタウロスは、野蛮で乱暴な性格を持つと描かれることが多いです。
しかし、知恵と医術に長けた「ケイローン」といった例外もいます。
「ミノタウロス」の特徴
ミノタウロスは、牛の上半身と人間の下半身を有する生物です。
この生物は、クレタ島の王ミノスの命でダイダロスが建造した迷宮の中にいました。
ミノタウロスの出生は非常に特殊で、クレタ島の王妃パシパエが神ポセイドンの送った牡牛に恋をして生まれた子供です。
そのため、ミノタウロスは、自然界の生物というよりは、神々の怒りの産物として描かれています。
「ケンタウロス」と「ミノタウロス」の相違点
「ケンタウロス」と「ミノタウロス」の違いを簡単にまとめると、次の通りです。
「ケンタウロス」
- 上半身が人で、下半身が馬の「人馬」とも呼ばれる存在
- 自然に生きる野生の生物として描かれることが多く、集団で生活している
「ミノタウロス」
頭部が牛で、身体が人の「牛人」とも呼ばれる存在
独特な出生の背景から孤独で残忍な怪物として描かれ、迷宮に閉じ込められている
どちらもギリシャ神話に出てくる生物ですが、見た目から違います。
また、物語上での描かれ方も違うため、すぐに違いを覚えられるでしょう。